ORIGIN PCは、ハイパフォーマンスを誇る新型ワークステーションノート「NSL-14」と「NSL-16」を発表した。両モデルは、8コア8スレッド構成で最大4.8GHzの処理能力を持つIntel Core Ultra 7プロセッサを搭載し、最大32GBのLPDDR5Xメモリと最大16TBのSSDストレージに対応する。
14インチのNSL-14は60Hzの1920×1200ディスプレイを装備し、バッテリー駆動時間は最大20時間。一方、16インチのNSL-16は144Hzの2560×1600ディスプレイを備え、最大18時間の連続使用が可能である。両モデルとも堅牢な設計とカスタマイズ性に優れており、プロフェッショナルのニーズに応える。価格はNSL-14が1739ドル、NSL-16が1939ドルからで、既に発売中である。
新CPU「Intel Core Ultra 7」で強化された処理性能
両モデルに搭載されるIntel Core Ultra 7 258Vプロセッサは、8コアと8スレッド構成であり、最大4.8GHzの高いクロック速度を実現する。ハイパースレッディング機能は搭載されていないが、そのシングルスレッド性能が効率的な処理を支えている。このプロセッサは、従来の世代と比較してエネルギー効率も高く、長時間のバッテリー持続時間を可能にする。
これにより、モバイル環境でもデスクトップPCに匹敵する処理能力を提供する。特に動画編集や3Dモデリングなど、高い演算能力を必要とするプロフェッショナル用途に最適な性能を発揮する。両モデルは、その設計段階からパフォーマンスを重視し、効率的な冷却機構と組み合わせることで、長時間の使用においても安定した動作が期待できる。
NSL-14とNSL-16、ディスプレイとバッテリー性能の違い
NSL-14は14インチのディスプレイを備え、解像度は1920×1200ピクセルである。リフレッシュレートは60Hzに留まるが、コンパクトな筐体と20時間という長時間バッテリーが特徴であり、外出先での作業に向いている。一方、NSL-16は16インチの大画面を搭載し、解像度は2560×1600ピクセル、リフレッシュレートは144Hzに達するため、映像やグラフィックに関連する作業にも適する。
バッテリーの持続時間はNSL-16が最大18時間で、14インチモデルより短いが、その分パフォーマンスの向上と画面の滑らかさが追求されている。どちらのモデルも薄型軽量で、頻繁に移動するユーザーでも持ち運びが容易である。使用目的に応じたディスプレイとバッテリー性能の選択肢が提供されていることが、両モデルの大きな強みである。
高容量ストレージと多彩なポートによる拡張性
NSL-14は最大8TBのGen4 SSDに対応し、NSL-16は最大16TBのSSDを搭載できる。このストレージ容量は、プロフェッショナルが大量のデータを扱う場面でも余裕を持って対応できる仕様である。さらに、両モデルとも最大32GBのLPDDR5Xメモリを搭載できるため、高負荷のアプリケーションやマルチタスクにも対応可能である。
接続端子も充実しており、USB 3.2 Gen 1 Type-A、USB 3.2 Gen 2 Type-C、Thunderbolt 4に対応したポートが搭載されている。加えて、HDMIポートや2-in-1オーディオジャック、microSDカードリーダーも備わっており、多岐にわたる周辺機器の接続が可能である。これにより、ユーザーは用途に応じて多様なデバイスを使い分けられる柔軟性を手にすることができる。
価格帯と市場投入時期:両モデルが即日発売
NSL-14の価格は1739ドル、NSL-16は1939ドルからで、いずれも即日販売が開始されている。両モデルは、必要なスペックに応じてカスタマイズが可能であり、ユーザーは自分の用途に最適な構成を選ぶことができる。価格設定もハイエンド仕様に見合ったものとなっており、コストに見合う性能を求めるユーザーに向けて設計されている。
この価格帯は他社製の同等スペックのワークステーションノートとも競争力があり、ORIGIN PCはそのカスタマイズ性とパフォーマンスを売りにして市場のニーズに応えている。発売直後から注目を集めており、特にクリエイターやエンジニアなど、専門職向けの需要が期待されている。発売開始時点でのスムーズな供給体制も整っており、納期の心配なく購入できる点も評価されている。